改善する腰痛と危険な腰痛の見分け方

【改善する腰痛と危険な腰痛の見分け方】

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・荷物を持とうとしてぎくっときた

・なにが原因かわからないけどなぜか痛みだした

・最初は少し痛いぐらいだったのにいつのまにか脚にも違和感が・・。

腰痛と一言で言っても原因は様々です。

そして改善する腰痛とほっておくと危険な腰痛もあるので、怖いですね。

今回は治る腰痛と危険な腰痛の見分け方について書いていきます。

 

【改善する腰痛とはどんなものか?】

腰痛と言われて、まず思い出すのがぎっくり腰と椎間板ヘルニアでしょう。

では、まずぎっくり腰とはどんなものかについて解説していきます。

ぎっくり腰になる原因に多いのが、重いものを持った時など急に腰に激痛が走る、これがいわゆるぎっくり腰です。

 

正確には急性腰椎症という病気ですが、実は腰の捻挫のような症状一般を指す名前であり、

定義がはっきりしているわけではありません。

ぎっくり腰は、元々慢性の筋肉疲労を抱えていたり、姿勢の悪さが習慣になっており、

腰に無理な負担がかかりやすい状態になっているときに起きやすいのです。

 

体重の増加も腰に負担をかけますし、冷え性も腰に血液が回りにくくなり、腰の筋肉の柔軟性を欠くため、原因の1つになります。

土台が弱いと、ちょっとした負担が大きな負荷になりますし、土台がしっかりしていても、負担があまりにも重い場合は、

やはり耐久性を超えた負荷がかかります。こうしてぎっくり腰になるのです。したがって、ぎっくり腰にならない方法は、

 

1、腰に負担がかからない、体を作っておく

2、腰に過剰な負担をかけないようにする

の2点が必要です。

日頃から姿勢を良くしておく、運動をして腰の筋肉を作っておく(ストレッチで柔軟性を付けておくことも大事です)

また腰のことだけを考えるのではなく、しっかり栄養を取り睡眠を取って体を作ることも大事です。

重いものを持つときは、膝をうまく使って腰に負荷がかかり過ぎない工夫をしましょう。

ぎっくり腰は捻挫ですので、まず2,3日は安静が必要です。炎症を鎮めるため冷やしましょう。

 

痛みがやわらいで来たら少しずつ腰に負担をかけるような軽い運動をして、筋肉を使うようにしましょう。

そう、ぎっくり腰とは痛みがすごく強いのでなってしまうと大変ですが、適切に処置を行えば1〜2週間でかなりの確率で改善します。

あまり焦らずなってしまったら安静にそして動ける範囲で動いていくと痛みはひいていくので心配しないでください。

 

【危険な腰痛とは?】

腰痛8

危険な腰痛の代表は椎間板ヘルニアですが、背骨〜腰椎は、椎間板の間に髄核というクッションが挟まる構造になっています。

重いものを持った時などに、椎間板が押され髄核が外にはみ出て、神経を圧迫するため激痛が走ります。

慢性的に髄核が外に出ているケースもあります。これがヘルニアの症状です。

 

ぎっくり腰に似ていますが、神経が圧迫されるので下半身にしびれなどがおきると言われています。

したがって、解決するには髄核を元の位置に戻せばいいのです。以前は手術で治すのが主流でしたが、

最近、髄核は、自然に元通りに引っ込むことが解ってきました。

 

ヘルニアも腰周辺の筋肉が衰えるとやはり起きやすくなります。

ヘルニアになった場合は、痛みを取る治療(投薬、神経ブロックなど)筋肉を付ける運動、

また筋肉を柔らかくする温熱療法、ダイエットなど、痛みを抑えながら自然に元に戻していく方法が、現在ではメインです。

しかし、症状が重く治らないなど、明らかに手術をした方がいい場合もあります。

 

最近はレーザー治療や内視鏡手術など、入院期間が短期で済むものが出てきました。

とはいえ、ヘルニアは手術をしても効果がない場合も多く、再発するなどのデメリットもあります。

そもそもヘルニアになっていても症状が全くない人は大勢いるのです。

 

 

【なぜ手術をしても整体をうけても症状が改善しないのか?】

 

先程言ったように一生懸命治療を受けているにもかかわらず、症状が椎間板ヘルニアの症状が改善しない例というのはあります。

実は人間には基本的に自分の体を自分で治す能力が備わっています。

それを自然治癒能力と言いますが、これを最大限発揮するには3つのポイントがあります。

 

それが【睡眠・食事・運動】なのです。

どんなに適切に治療をうけていても睡眠を充分にのれていなかったり

食事の内容が悪かったりすると改善するペースが遅くなってしまいます。

 

また整体院でも椎間板ヘルニアと言うと腰の周囲のマッサージや背骨の矯正だけをやってしまうところもありますが、

実はあまり効果が無いという事も言えます。大事なのは、血行を良い状態で保てる様になる。

という事です、これは決して一時的に血行がよくなるのとは次元の違う事になります。

 

もしあなたが通っている病院や整体院でそんな話しを聞いた事がないというのであれば不誠実だと言わざるを得ません。

ぜひ改善する腰痛と危険な腰痛を見極め適切な処置をうけ、自分でも睡眠・食事・運動に気を使った生活を心がけてください。

 

 

【あなたの希望を叶える整骨院】Rinato鍼灸整骨院 石水孝幸

 

ヘルニアのあとのリハビリってご存知ですか?

【ヘルニアのあとのリハビリってご存知ですか?】

neck pain

ヘルニアには、主に二種類あり、24個の背骨のうち、

上から数えて7つ目までの首部分の背骨(頚椎)のヘルニアが首のヘルニア、

8つ目より下の背中から腰部分の背骨(腰椎)のヘルニアが腰のヘルニアです。

首のヘルニアは、肩、腕、手、指先などの上半身にしびれや痛みを感じ、

腰のヘルニアは、下半身を中心にしびれを感じます。

しびれ3

どちらも椎間板の中の髄核と呼ばれる組織が、椎間板の外にはみ出すことにより、近くを走る神経が圧迫されることによって起きます。

ヘルニアは神経の圧迫によって引き起こされるので最初はしびれがおきますが、安静にして様子をみていると痛みやしびれが和らいでくることもあります。

ただ、下半身の麻痺で歩行が困難になる場合や、排尿障害がでるような症状が重い場合は、手術が適用されることがあります。

 

【ヘルニアの手術方法とは?】

 

1. ラブ法

ヘルニアの手術には、何種類かの術式が挙げられます。

一つは、ラブ法と呼ばれ、全身麻酔後に、患部近くを数センチ切開し、ヘルニアを切除する治療法です。

手術時間は一時間程度ですが、入院期間は長い場合で、3ヶ月程度になります。この術式が最も多く採用されます。

 

2.内視鏡を用いる術式

ラブ法と同じく、全身麻酔を用いますが、内視鏡による切除をするため、傷口が小さくなります。

その結果、入院期間が短くなるという利点があり、入院期間は2週間程度と言われています。

ただ、内視鏡による術式は、手術時に見える範囲が狭いため、手術の難度が上がると言われています。

脊髄近くの手術になるだけに、かなりの技術が必要とされます。

 

3. 椎弓切除術

椎弓と呼ばれる背骨の後ろ部分や靭帯を切除することにより、圧迫をなくす術式です。

歴史が古く、回復にも時間がかかります。コルセットの着用は必須と言われています。

 

4.レーザー治療

椎間板の中の髄核にレーザーを照射することにより、髄殻の飛び出し(ヘルニア)を小さくし、

神経の圧迫を弱める治療法です。適用できるヘルニアが限られている上、保険適用ではありませんが、

体への負担はかなり小さい治療法です。

 

【ヘルニアの手術後のリハビリについて】

インナーマッスル

手術後のリハビリをどのようにするか、という方針は、個人個人の状態や、

医師の治療方針によって異なるため、一概にこの方法が最善である、とは言い切れません。

ただ、手術後のリハビリにおいて、腰を前後に動かすと、再び患部に負担をかけてしまう可能性があります。

 

まずは、腰を左右方向へ動かす運動として、ベッドの上で寝返りを打つことから始めるとよいでしょう。

その際も、上半身と下半身をひねることなく、一緒に回転するように寝返りを打つことで、腰への負担がかなり軽減されるでしょう。

この寝返りなどの、軽い運動に慣れてきた段階で、医師の方針のもと、

立った姿勢での複式呼吸で腰周りを安定させたり、簡単な体操で、腰周りのインナーマッスルを鍛えたりしていきましょう。

 

ヘルニアの手術は、大変リスクも大きく、回復までの時間も長くなる場合が多いです。

脊髄という、神経が沢山通っている大切な部分を手術している、ということを念頭において、

医師とよく相談された上で、患部に負担をかけないリハビリ方法を選択することをお勧めします。

 

【あなたの希望を叶える整骨院】Rinato鍼灸整骨院 石水孝幸

 

ヘルニアってストレスでなるの?

【ヘルニアってストレスでなるの?】

腰痛10

1995年、スイスのチューリッヒ大学において、

椎間板ヘルニアの患者さんに対して痛みに関するアンケートが行われたところ、意外な結果が報告されました。

痛みの原因が神経の圧迫であると言われている椎間板ヘルニアですが、

実際に神経の圧迫により痛みを感じている人の割合は三分の一に過ぎないというのです。

 

残りの三分の二は、仕事などのストレスやうつ状態などの、精神的な問題が痛みの原因であることがわかったのです。

では、どうして痛みが、精神的な問題と関連しているのでしょうか?

 

【えっそんな事もヘルニアに悪いの?】

ストレス

私たちには、痛みを感じる状況下において、ドーパミンという神経伝達物質が脳から出ることにより、痛みが抑制される機能がもともと備わっています。

ところが、ストレスの多い環境下においては、このドーパミンの分泌が減り、痛みが抑制されず、

その痛みによってまたストレスを感じ、さらにドーパミンの分泌が減る、という悪循環に陥るのです。

 

こうなると、ストレスから解放されない限り、痛みからは解放されない、ということになります。

では、どのようにすれば、痛みの悪循環から抜け出すことができるのでしょうか?

 

【誰でもできるストレスを発散してヘルニアを緩和させる方法】

パンチする女性社員

ストレスのサインとして、寝付けない、漠然とした不安がある、食欲がない、休みの日も仕事のことで頭がいっぱいになる、等が挙げられます。

国内の大学による調査でも、慢性的な腰痛を持っている方には、このような精神的問題が背後にあることが報告されており、

その大学では、精神科と整形外科が協力し、心と体の両面から治療を行っています。

 

まずは、自分でできるストレス解消法として、誰かに愚痴を聞いてもらう、自分が楽しくなることを進んでやる、等があります。

腰の痛みと共にストレスを感じているなと思ったら、まずは、気持ちの切り替えを試みることが大切です。

 

【ヘルニアを悪化させる3つの方法】

腰痛8

1.喫煙

喫煙は、腰痛になるリスクを高めます。それは、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させることにより、

椎間板自体が変形する可能性が増すためです。

学会の報告によると、1日の喫煙本数が10本増すと、ヘルニアによる腰痛が発症する確率が10%上がると言われています。

 

2.マッサージや整体をすぐ利用する

痛みを少しでも改善したい、ということで、すぐにマッサージや整体を利用される方が多いと思います。

しかし、痛みの原因には、様々な内臓や骨の影響が隠れている場合もあります。まずは、整形外科を受診し、

MRIやCTスキャンなどで、精密な検査をされてから治療に臨まれることをオススメします。

 

もちろん、治療の過程で、マッサージや整体の利用が有効な場合もありますので、

医師と相談しながら治療に取り組まれるとよいでしょう。

 

3.過剰な筋トレを自己流で行う

腰痛には、腰まわりの筋トレが必要という情報を聞きつけて、必要以上に筋トレに励む方もおられます。

しかし、ヘルニアは、神経の圧迫が主な原因のため、過剰な筋トレは、逆に神経を痛めてしまう可能性があります。筋トレも、

医師とよく相談の上、適切な負荷で行うことが大切です。

 

痛みは、ストレスや焦りを生み、自己判断で様々な解決法を試してしまうことがあります。まずは、正確に病状を把握するために、

整形外科を受診され、心と体の両面からじっくり治療に取り組まれることをお勧めします。

 

 

【あなたの希望を叶える整骨院】Rinato鍼灸整骨院 石水孝幸