五十肩がなかなか治らないならこれを知っておいてください。

五十肩がなかなか治らないならこれを知っておいてください。

五十肩②

肩こりとはあきらかに違う肩の痛み。

「なんか肩が痛いな。」「少し肩が上がりづらい気がする。」そんな風に思っていると急に肩に痛みを感じてそのうち肩が上がらなくなってしまう。

それが一般的に言われている五十肩の初期段階ですね。
ちなみに五十肩と四十肩は同じ意味だと思ってください。

【五十肩とはなにか?】

 

 

四十肩、五十肩のつらさの1つは、痛みや腕が上がらないなど、苦痛が長く続くことです。

五十肩の定義は「片方の肩の痛みが一定期間続く、腕が上がらないなど、肩周りの動きが悪くなる」

こと(はっきりした原因=病気などがある場合を除く)となっています。

一般的に、痛みが強い急性期は2,3か月から半年、この間は痛みに悩まされます。

 

 

その後、慢性期が訪れ、肩が上まで上がらない、無理に動こうとすると痛みが出るなど、

生活の不自由さがなくなるまで、2,3年程度はかかると言われています。

 

 

一刻でも早く治ってほしい五十肩、なぜこんなに症状が長く続くのでしょう。

それは五十肩の原因にあります。

 

 

【五十肩の原因とは?】

五十肩

 

五十肩は、肩周りの関節やその周辺組織の炎症=肩関節周囲炎と呼ばれていますが、急に炎症が起こるわけではありません。

歳を取ると、関節周りの組織〜関節のクッションや腱などに負担がかかり、少しずつ小さな傷が出来ていき、炎症が起きてきます。

 

組織そのものも老化して変型することもあり、また血行が悪くなったりすることで、より関節周りの不具合が増していくとも言われています。

それらが悪化し、度を超すと強い痛みが出てくるんです。

 

つまり、五十肩とはこのように長い時間をかけ、色々な要素が重なった末に起こる症状なのです。

 

 

また五十肩になってしまうと、痛みのため、肩を動かさなくなり、より肩関節の周囲組織が固まりやすくなります。

そして今度は腕が上がらないということになってしまうのです。

 

 

長い時間をかけて起きた炎症を治す時間と、その間に固まってしまった肩関節周辺をそれぞれの状態に応じて動かすリハビリの時間が、

五十肩の完治には必要になるため、どうしても長い時間がかかってしまうのです。

 

また、痛みや肩が動かせないことが長く続くと「治らない」と言う自己暗示にかかることも多く、気が滅入り、リハビリも進まなくなりがちです。

これも症状が治りにくい原因の1つにもなります。

 

 

【五十肩の治療とは?】

 

 

五十肩の治療は大きく分けて2つあります。

 

 

炎症期の段階:何をしなくても痛みを感じている。

夜、痛みで起きてしまう。

そんな時期には運動は駄目ですね。

基本的には安静にします。

 

じゃあただ安静にしておけばいいのか?

もっと積極的に早く治したい場合はポイントがあります。

 

 

1つは食事を変える事

基本的に炎症をおこすという事は内臓でいうと肝臓の疲れがでてしまっています。なのでアルコールや甘い物は控えなければいけません。

 

 

少しぐらいならと思わずにとらずに別の物に変えるというぐらいの気持ちが必要です。

あと食べ過ぎなんかも注意してくださいね。

 

 

2つ目は肩の関節を動かすのではなく

大きな深呼吸をして肩をすぼめる運動をします。

 

 

元々肩は血流の悪い場所になります。

ポイントは酸素をしっかりからだに取り込む事です。

ヨガのように大きく呼吸をして一緒に肩をすぼめる運動を加える事で血流を良くしていきます。

 

 

まず長年溜まってきた炎症を抑えること、痛みを取ることがメインにやっていきましょう。

すでに安静時の痛みが無く動かしたら痛いというときは肩が動く範囲で動かしていきます。

 

 

ポイントは痛みを伴う動作を無理して動かさないという事です。

よくインターネットでは肩を回す運動やアイロン体操などがでてきます。

これもやり方次第で良くも悪くもなります。

無理をしては逆効果になりますので気をつけていきましょう。

 

おススメの運動は

1 腕をだらんとします。

2 手首を外と内に大きく回します。

3 ゆっくり肩の関節が回る様に動かしていきます。

4 2分ほど同じ体操をやります。

こんな感じで肩を動かしていきます。

肩の関節は小さな筋肉で構成されているので大きな動きばかりすると
大きな筋肉だけしか血流がよくならないので、ゆっくり大きく動かすようにしていきましょう。

 

この時も食事や呼吸は大事になります。

ぜひ深呼吸と肩をすぼめる運動は継続してやりましょう。

 

 

【まとめ】

 

 

全体を通して言える事が1つあります。

それはむやみにマッサージを受けてはいけません。

 

肩をほぐしたほうがいいだろうとむやみにマッサージを受ける事によって逆に痛みをひどくしたという人が後をたちません。

 

五十肩は長い時間の蓄積で起きる病気であり、全身の血流を良くする事

そして内臓の疲労も大きく関わります。

 

なので肩だけをほぐすという行為は逆効果になりがちですので、しっかり知識をもった専門家に任せるようにしていきましょう。

 

 

もしあなたが五十肩で悩んでいるならいつでも当院にご相談ください。

 

 

【あなたの希望を叶える整骨院】Rinato鍼灸整骨院 石水孝幸

 

五十肩かなと思ったら気をつける3つの事

五十肩かなと思ったら気をつける3つの事

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みなさんこんにちは。

Rinato鍼灸整骨院には毎日のように患者さんが来院されます。

その中で施術をしていてこの症状になりたくないなと最も思うのが五十肩ですね。

 

ちなみに四十肩と五十肩はなにが違うの?

と質問される事がありますが、実はこれは同じです。

40代でなるか50代でなるかの違いですね。

 

五十肩に一度なってしまうと

・夜眠れないぐらい痛みがある。

・服を着替えるのが辛い

・ふとした瞬間に痛みがはしる

・痛みのある方の肩を下にして寝れない

 

色々な症状がでてきて本当に辛いです。

しかも治るまでに時間がかかります。

通常の症状であれば何ヶ月とか言えますが、五十肩の場合は何年の単位に変わります。

ではこの辛く長い時間がかかる五十肩について説明をしていきます。

 

【間違えてはいけない肩こりと五十肩の違い】

あらためて、五十肩って何でしょう?と言われると、えっ?となりますよね。

五十肩は「肩関節周囲炎」と呼ばれています。

具体的には、1、肩のどちらか片側が痛む、2、肩の可動域が狭い(腕が上がらない)の2点を満たすこと、

そして頸椎ヘルニアや、石灰性腱炎、その他、外傷など様々な病気の検査をしていき、異常がなかった場合に付けられる名称です。

 

つまり、これと言って決まった定義があるというよりは、消去法のような病名なんですね。

病気ではないといってもいいかもしれません。

ただし、肩こりなどの“こり”とは違います。

よく五十肩などになっているのにマッサージや電気などをうけている人がいますが効果は薄いので気をつけてください。

 

肩こりは筋肉を使い過ぎたり、また同じ姿勢を続けて血行不良になってしまった場合に、

肩周辺の筋肉が疲労を起こし痛みが出てきます。それが肩こりです。

対して、五十肩=関節周囲炎とは、名前の通り、関節周りの炎症を指します。

 

肩と言うのは腕の骨と、肩甲骨をつなぐ形になっており、その間に腱や関節を包む袋がいくつかあります。

その先に筋肉がついているという、かなり込み入った構造になっているため、非常にデリケートに出来ているのです。

腱や関節包(関節を包む袋)は、肩の骨や筋肉を動かすクッションのような存在だと思うと良いでしょう。

腱や関節を包む袋は、年と共にどんどん傷み、細かい損傷や変化が出てきます。

 

また肩を使わずにいた場合には、血の巡りが悪くなり、肩周辺の筋肉や組織に血が流れにくくなります。

こういった理由から、肩が動かなくなり、関節周囲が炎症を起こすと言われています。

 

【五十肩になったら気をつける3つの事】

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五十肩という名前があるくらいなので、こういったことが起こるのは4,50代以降です。

そして肩周りの関節の炎症ではあるのですが、肩を使い過ぎた場合、動かさずにいた場合、

どちらも同じように負担はかかってしまうため、これといって特定の原因はありません。

 

肩にバランス良く負担をかける生活をしていた方が、関節への負担も減り、血流も良くなるので、回避しやすいかもしれませんね。

またこの世代は、糖尿病など生活習慣病になったり、更年期障害になったりと血流に問題が出てくる年齢ですので、

そういったことも関係しているでしょう。

 

では具体的に何に気をつけるのか?

1 油もの・糖分の摂取は控える事

同じ年代・同じような症状の度合いでも治癒期間の差がでてきます。

とくに糖尿病などの病歴がある方は特に期間が長くなる傾向にあります。

これは血液の粘性が高く、血行不良をおこしやすいからです。

同じ様にアルコールや甘いものを食べて血液の流れが悪くなる事で症状がとれなくなるので控えましょう。

 

2 痛い所に湿布を貼ったり薬を飲んでいる

先程も言いましたが五十肩は原因の特定が難しいのです。

いわゆる病院で行う事は痛みを感じさせなくする事だけです。

これをやりすぎると免疫力が下がります。

結果的に五十肩の症状を長引かせるだけですね。

 

3 痛い所をマッサージをしたりストレッチをする

これも気をつけないといけません。

炎症をおこしている時にこれらをすると痛みが倍増したりします。

基本的に患部にマッサージなどを一切しなくても症状は緩和します。

過度に触られすぎない様に気をつけましょう・

特にこの3つの事は意識しておいてください。

 

【五十肩でとくに辛い夜の痛みの対処法】

まだ服を脱いだり着たりするだけなら我慢できそうですが、

夜間に激痛が走る「夜間痛」は五十肩の患者の大きな悩みでもあります。

これも理由がはっきりしません。

 

1つは、夜間は冷えるため、血行不良を起こし、夜中に過敏になる神経に障りやすくなること、

2つめは、肩が圧迫されるため、より関節周りの痛みを起こしてしまうことと言われています。

1については、冷え防止のため、温めた方がいいという説もありますが、炎症なので冷やした方が良いという説もあります。

夜間の対策は自分が楽な方を選ぶと良いでしょう。

 

しかしいずれにしても日中は肩を冷やさないよう心掛けましょう。

肩を冷やすと、関節周辺が痛い状態で固まってしまいやすくなります。無理をする必要はありませんが、

日中は保温をしておいた方がいいですね。。

 

2については、痛む肩の下にバスタオルを重ねたもの、低めの枕をおいたりする、

またおなかの上に抱き枕を置き、抱えて寝るという方法は、肩関節のサポートになるため、誰にでも比較的有効です。

肩が痛む理由は人によりマチマチなため、どのポーズが痛みを緩和出来るかは、いろいろ工夫してみてください。

 

五十肩で夜間痛がひどい人の場合、腱が部分断裂している人の割合が多いとも言われています。

なのであまりにも辛い場合は病院で一度診察をうけるようにしてくださいね。

部分断裂の場合は、より炎症もひどく残った腱を活かすようにリハビリをしていくため、肩に負担をかけないことが大事です。

 

【まとめ】

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五十肩はほっておいても2年ぐらいで症状が良くなると言われています。

確かにそういう患者さんは多くいますが、当院に来院される患者さんには

2年以上肩が動かないという人もいます。

悩みをや痛みを1人で抱えずにぜひ専門家に相談してくださいね。