こんにちは。Rinato鍼灸整骨院の山口です。
大型の台風が去りましたが、また台風が近づいてますね。。。
話しは変わりますが、みなさんは顎関節症という症状をご存知でしょうか?
言葉自体は聞いたことはあるけど、何が原因で、どうなっているのか、など分からないことが多いと思います。
そこで、今回は顎関節症についてお話していきますね。
顎関節症とは
顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、
その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれている(日本顎関節学会「顎関節症の定義」)
分かりやすくいうと、あごの関節(顎関節)周辺に何らかの異常がある「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状である
慢性的な疾患で、原因はいくつかあり状態も異なるがまとめて顎関節症と呼ぶ・・・ということです。
顎関節症の原因
噛み合わせだけが原因でない
かつては、顎関節症の原因は噛み合わせだと言われていました。
現在では、顎関節症の原因となる因子がいくつかあり、それらが積み重なり、耐久の限界を超えた時に発症すると言われています。
ただし、なりやすい人、なりにくい人がいて、耐久限界にも個人差があるので、食いしばりや歯ぎしり偏った咀嚼などの生活習慣の中の積み重ねが
その人の耐久限界を超えたとき発症する。
顎関節症の様々な原因
ブラキシズム
くいしばり・歯ぎしり・歯をかちかち鳴らしたりすることをブラキシズムといい、筋肉を緊張させて、
顎関節に過度の負担をかけダメージを与える。最も大きな要因されています。
偏咀嚼
左右どちらか一方でばかり、噛む癖を偏咀嚼といい、片側だけに負担をかけることになるので、発症の要因となります。
悪い噛み合わせ
噛み合わせについては、様々な議論があり、現在では多くの要因の中の一つとして考えられています。
噛み合わせが悪いことは、偏咀嚼やブラキシズムにも関連していると言われています。
顎や筋肉に負担をかける習慣や癖
うつ伏せで寝たり、頬杖をついたり、猫背の姿勢などの癖や習慣は、顎や筋肉に負担をかけるので、発症の要因の中の1つと言えます。
ストレス
仕事や家庭、人間関係などのストレス、その他精神的緊張は、筋肉を緊張させてしまい、
食いしばりや、夜間の歯ぎしりなどを起こしたり、ブラキシズムに影響します。
顎関節症の症状
顎が痛む
顎関節および周辺の頬やこめかみに痛み。
口の開け閉めや食べ物を噛む時など、顎を動かした時に痛むのが特徴です。
(あごの動きに関係なく痛む場合は他の病気の可能性が高い。)
口が大きく開けられない(開口障害)
正常な人の場合は、縦に指三本分入るが、指が2本程度もしくはそれ以下しか入らない。
顎を動かすと痛むので、無意識に動きを抑えてしまっている場合と、顎関節の異常で口が大きく開けられない場合とがある。
いきなり口が開かなくなる場合も、徐々に開きづらくなっていく場合もある。
顎を動かすと音が鳴る(関節雑音)
顎を動かした際に、耳の前辺りで「カクカク」音がする。「ジャリジャリ」「ミシミシ」といった音の場合もある。
症状が音だけの場合は顎関節症予備軍と言えるが治療は必要ないと思われる。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
いかがでしたか?顎関節症は何が原因でなるのか分かって頂けたでしょうか?
無意識のうちにやっている、頬杖をついたり、歯を食いしばったり、するなどの癖や習慣も顎関節症発症の原因の一つだということが分かっただけでも、
これから何に気をつければいいのか、少し分かってきましたよね^o^
そこで、次回は顎関節症の予防法などについて、お話していきます!
あなたの生活がいきいきとしたものになることを心から願っております。