【脊柱菅狭窄症の手術前に知っておく事】
ふと慢性的な腰痛かなと思ってほっていたら段々と腰の違和感が消えなくなり
歩いていたらしびれがくるようになってきた。
そんな風に脊柱菅狭窄症の人は言います。
ただの腰痛ではなく、脊柱菅狭窄症の人の為に今回は書いていきます。
【脊柱菅狭窄症の手術ってどんな事をするの?】
脊柱管狭窄症の手術を行われた後のリハビリについてはどのような事をされるのでしょうか。
また手術のによる入院期間は何日くらいでしょうか。
それでは、手術の入院期間、手術直後のリハビリ、退院後のリハビリについてまとめてみました。
脊柱管狭窄症の手術と入院期間について
現在手術としては比較的体に負担がかからない方法の手術を第一に考えて
いますので、腰椎椎弓切除術が多く行われれているものになります。
それでは具体的な手術方法についてですが、
腰脊柱管狭窄症一般的な手術については2種類あります。
・腰椎椎弓切除術
・脊椎固定術
この2つになります。
・腰椎椎弓切除術とは、神経の圧迫部分を除去するものです。
・脊椎固定術とは、腰椎に不安要素がある場合はされるものです。
神経の圧迫部分を広げ、特殊なボルトで脊椎を固定するもの(脊椎外側方固定術)や、
神経の圧迫部分を除去して、特殊の人骨と人工骨の混ぜた金属の筒を入れて固定するもの(脊椎後椎体間固定術)などがあります。
入院期間については、
腰椎椎弓切除術・・・1週間から2週間、平均1週間
脊椎固定術・・・2週間から3週間位
※頚の脊柱管狭窄症の手術につても同様で一部神経部分の切除と固定術(頸椎前方除圧固定術)があり、
入院期間についても腰椎部分と同様の期間の入院となります。
※入院期間については個人差がありますので目安となります。
http://center.shinkomonji-hp.jp/surgery04/ 新小文字病院 脊髄脊椎外科治療センター(手術について)より
【脊柱菅狭窄症のリハビリとは?】
腰部脊柱管狭窄症の場合、入院中のリハビリについては、手術後翌日にはコルセット装着して、
まずはベットの起き上がりから始ります。
・術後1日目コルセット着用にて座る姿勢のリハビリ
・術後2日目からコルセット着用にて歩行訓練のリハビリ
→起き上がりの姿勢も横に手をついて起き上がるといった感じのもので、病院で指導に従っておこなわれます。
2日以降から手術の経過次第ですが歩行訓練なども行われています。それ以外のリハビリですが、
座ってできる筋力アップのものや日常生活での姿勢についてなどを行われています。
入院時姿勢や動作についての禁止事項などの注意点説明などがあります。
・特に固定術を行われた方につては、ボルトの安定などがあり無理な姿勢は厳禁です。
例えば、後に反らす動作、腰を曲げてものを取る、などがあります。
入院時は手術の経過を見ながら、退院後の復帰に向けてのリハビリとなります。
退院後も経過観察の為病院に行き、その状況によってリハビリが進められます。
入院中、退院後もコルセット着用は続きます。医師の指示によってコルセットの取る時期を確認しながら、
日常生活でできる作業を増やしていきます。
【退院後のリハビリについて】
腰部脊柱管狭窄症の退院後のリハビリについてですが、通院にてのリハビリとなります。
手術の内容によって社会生活の復帰時期は違いますが、目安として
※腰椎椎弓的徐術の場合
・コルセット装着時期・・3週間
・軽作業可能時期・・・・1カ月 です。
実際のリハビリについては、症状に応じて行われ、脊椎付近の筋肉の緊張の緩和の為のストレッチを行いながら、
よりスムーズに日常生活ができるような下半身や腹部の筋力アップを目的といったものに移行してきます。
【脊柱菅狭窄症は改善する?】
比較的高齢者に多いと言われている症状だけに、術後のリハビリについても無理をせず、
日常生活がよりよく過ごせるようなものを腰部脊柱管狭窄症の手術前に慢性的な下半身のしびれや
しびれから生じる歩行障害(座ったり、たったりして歩行が続かない)が改善されるのが最大のメリットだと思われます。
高齢の方は特に運動など、動く事が少なくなると、筋力の低下によって、自立で歩行が困難になるケースが多く、
生活の質の向上と維持の為に手術後のリハビリは大切なものといえそうです。
当院にも手術をしないと言われた方も手術後の方もどちらも来院されますが
脊柱菅狭窄症になるというのは、どちらにしても体はかなり悪くなってしまっているので
できれば早く専門家にみてもらう事をお薦めします。
あなたが健康な毎日をくらせる事をこころより祈っています。
【あなたの希望を叶える整骨院】Rinato鍼灸整骨院 石水 孝幸